3D PDF 変換ツール – PDF3D 製品概要
PDF3Dは、3次元のPDFファイル(3D PDF)を作成するためのツールです。弊社は日本国内での開発および販売元です。
3D PDFとは
PDFの文書内に3次元形状のデータを組み込んだもので、WindowsまたはmacOSのPCで、Acrobat Reader(無償版)を使って表示することで、以下のことが可能になります。
- 3次元の形状を、マウス操作で回転/移動/拡大・縮小する
- 一部の部品のみを取り出して表示する
- 外側の部品を非表示にして内部を見る
- マウスによるピックで距離を計測する
- 3次元のアニメーション表示
PDF3Dの製品ラインナップ
データ変換ツール PDF3D ReportGen
ReportGen(レポートジェン)は、様々なフォーマットの3次元形状ファイルを読込み、PDFの任意のページに埋め込んで3D PDFに変換します。 複数のファイルを読み込んで重ねて表示したり、アニメーションにすることも可能です。
対応OS:Windows(64ビット)
ParaViewのプラグイン PDF3D PV+
PV+(ピーヴイ プラス)は、フリーのポストプロセッサー ParaViewのプラグインです。 ParaViewで作成した3次元形状データを直接3D PDFに出力します。
対応OS:Windows(64ビット)
ParaViewの対応バージョン:5.11.0
開発キット(ライブラリ) PDF3D SDK PRO
SDK PRO(エスディーケイ プロ)は、自作のアプリに3D PDFの出力機能を追加するための開発キット(C++のライブラリ)です。 3D PDFのファイル・フォーマットを知らなくても3D PDFが作成できます。
対応OS:Windows(64ビット)
PDF3Dの特徴
- 約80種類の形状フォーマットを変換
ReportGenおよびSDK PROは、約80種類の形状フォーマットのデータを読込み、変換することが可能です。(CATIA, Creo, SolidWorks, AutoCAD, Fusion 360, Inventor, Revit等の3D CADが出力可能なIGES, STEP, DWF, DWG, DXF, IFC等のCADフォーマットや、多くのアプリで使用されているglTF, VRML, OBJ, STL, PLY, FBX, 3DS等の3次元形状フォーマットにも対応しています。)(対応フォーマット一覧) - 簡単に使える
ReportGenおよびPV+では、最小限のメニュー操作で簡単に3DのPDFファイルを作成できます。Adobeの有償ソフトは不要です。 - Word, PowerPoint, Excelで作成したドキュメントに3Dデータを簡単に埋め込み可能
Microsoft Word、Power Point、Excelで、予め文章内に3次元形状の表示領域(ビュー)を指定してPDFに出力し、その後、PDF3D製品でその領域に3次元形状を埋め込むことも可能です。 - 優れたデータ圧縮率
品質を保ちながら、元の3次元形状ファイルよりも大幅にファイル・サイズを削減できます。 - データの軽量化
3次元形状のデータが大規模のために表示が重い場合は、できる限り形状を保持しながら軽量化することも可能です。ポリゴン(三角形)を指定した個数に削減します。 - アニメーションの作成
3次元形状の時系列データからアニメーションを作成することや、連続画像からアニメーションを作成することも可能です。3次元データのアニメーションの場合は、再生中に回転/移動/拡大・縮小ができます。連続画像の場合も、移動/拡大・縮小は可能です。前後のコマ送りも可能です。 - 360度パノラマ画像に対応
ReportGenおよびSDK PROは、360度パノラマ画像を取り込んでPDF内でのインタラクティブなビューイングを可能にします。 - 独自のメニューを追加
SDK PROでは、PDF内に独自の操作メニューを追加することもできます。(ReportGenでも、機能は限られますが、Javaスクリプトを使って操作メニューを作成できます。) - バッチ処理
ReportGenでは、処理を自動化することも可能です。 - glTFファイルにも出力可能
ReportGenおよびSDK PROでは、VRやWeb用の3Dフォーマットとして標準になりつつあるglTF形式に出力することもできます。UnityやWebGLで利用することが可能です。 - 価格
PDF3D ReportGen 一般向け価格表
PDF3D PV+ 一般向け価格表
(教育機関向けの特別価格については、お問い合わせください。)
PDF3Dで作成したサンプルのダウンロードはこちら
1ヶ月間の評価用のお貸し出し(無償)もしていますので、お問い合わせください。
また、データをお預かりして、3D PDFファイルに変換するお試しサービス(無償)もございます。
詳細は、3D PDFファイル お試し変換サービスをご参照ください。
受託開発
上記の製品を使って、お客様のニーズにあった変換ツールを作成する受託開発も行なっています。
3D PDFファイルの自動作成や、ニーズにあった機能を付加した3D PDFファイルの作成も可能です。
<付加機能の例>
- 独自のメニュー(GUI)を追加し、メニューでの操作も可能。
- 3Dデータにテキスト(注釈や数値)の表示を追加。
- 複数のビューに異なる3Dデータを表示し、ビュー間で視点を連携。
ご興味がおありの方は、お問い合わせください。